ついに西の果ての国、ポルトガルまでたどり着きました。リスボンでは久々にフリーツアーに参加して、街のニッチなスポットを見て回ってきました。地中海らしく白い壁が眩しい街で、どこを回ってもワクワクでいっぱいでした!
ファドの壁、そのほかモダンアート
そもそも「ファド」はポルトガルの大衆民謡を意味します。19世紀中ごろに伝説的な女性歌手、マリア・セヴェーラによって現在の形が作られたのだそう。
そんなマリア・セヴェーラやファドの歴史が絵画としてリスボンの街角の壁に描かれていました。伝説的歌手である彼女の歌声がどんなものだったのか、想像が膨らみます。ファドの壁の地図は以下のサイトから↓
リスボンの壁にはほかにもアートがいっぱいで、中にはこの謎すぎる作品もありました。乳首は金色です。マジで意味わかんないです。でも、ガイドさんによると、これを触ると幸せになれるらしいです。ちょっと恥ずかしくて触れませんでした💦
場所は忘れてしまったのですが、たしかお城からアルファマ地区へと下っていく途中に、この謎すぎる広場がありました。芸術家がこの辺に住んでいて、ごみやら何やらから日々作品を生み出しているのだそうです。へぇ~
O Mundo Fantastico da Sardinha Portuguesa
駅の近くに、とっても面白いお店があったのでご紹介します。「O Mundo Fantastico da Sardina Portuguesa」という店名は、翻訳すると「ポルトガルのイワシの偉大な世界」となるようです。実はポルトガルはイワシの名産地で、イワシレストランやイワシグッズが数多くあるのです!このお店ではイワシの缶詰が売っています。
店内に入ると、あまりの缶詰の多さに圧倒されるはず!とてもきれいに陳列されています。それぞれのイワシの缶には年号が刻まれています。中には第二次世界大戦期とか昔の年号もあり、中身大丈夫なの!?さすがに腐ってるんじゃ??…と心配になりましたが、お店の人に聞いてみたところ、年号は製造年とは関係ないそうでした。どれも新しい缶詰で食べられるので、お土産を贈る相手の誕生年とかを選べばいいわけですね💡ポルトガルらしい、素敵なお土産になりそうです。
トラム
街のいたるところを写真のような一両編成のトラムが走っていました。リスボンの街のトレードマークの一つになっているようで、トラム柄のお土産も数多くありました。日本の電車と比べるととても小さくてかわいかったです♡
道路の模様
広場や歩行者天国など、一部の道では写真のように白地に黒のタイル?石?で模様が描かれていました。実はこの模様、マカオとよく似ているです!ポルトガルの植民地だっただけあって、やはりマカオとポルトガルの文化は似たところがあるんですね。
ただ、マカオのタイルは船やタツノオトシゴなど主題が分かりやすかったのに対し、リスボンのタイルは波のような曲線や上記の写真のマークなど、いまいち何を模しているのか分かりにくいものが多かったです。作成された年代が違うのでしょうか?ちょっと気になりました。
地下鉄が可愛い
バスターミナルから街の中心地へ行くときなどに、地下鉄を利用する機会がありました。リスボンの地下鉄は全部で赤・青・緑・黄の4路線なのですが、その路線ごとのマークが可愛いのです!緑線ならお船のマーク、青線ならカモメのマーク、赤線なら羅針盤のマーク、黄色線はヒマワリのマークになっていました。どれも海洋国らしさ、地中海らしさが伝わるかわいいマークでした♪東京の地下鉄の〇〇〇みたいな分かりやすいけど単純なマークに慣れていたので、ちょっと驚くとともに心癒されました。
オバマ
民家の窓からオバマ大統領がこんにちは(*'▽') 誰が何のために建てているのか謎すぎます。ついでに、リスボンの建物はタイル貼りのものが多く、それで夏の暑い日差しの下でも室内を涼しく保っているのだそうです。
時間の都合上、「発見のモニュメント」のような一大観光地には足を運べませんでしたが、リスボンは街中のアートも多く、ふらふらと歩いているだけでも十二分に楽しかったです。
一本路地へ入れば、すくっとそびえ立つ白壁の建物と、空から差し込む地中海の暖かな日差しが、冒険の世界へと誘ってくれることは間違いありません。
次回でラスト、ユーラシア大陸最西端のロカ岬へと向かいます!