リスボン観光を終え、ついにユーラシア大陸最西端のロカ岬へと行ってきました。
ロカ岬への行き方は以下のサイトを参考にしました。周辺のシントラの街のスポットを観光する上でもバスはとても便利なので、リスボン⇔シントラ間の鉄道と観光バス乗り放題チケットが一体になったものを、あらかじめ駅の窓口で買っておくとすごく楽です。ユーラシア最西端の街は、期待を裏切らない素晴らしい場所でした。
ロカ岬【オススメ!】
まずはこの旅の最終目的地であるロカ岬に行きました。
停留所のすぐ先には広い海が!!!
私は北京からずっとバスと鉄道で旅してきたので、一か月半かけて旅してきた大陸がここで終わるのを見て、本当に感動しました。ここで購入したユーラシア大陸最西端到達証明書には「ここに地終わり海始まる」とありましたが、まさにその通り。荒々しい陸の切れ目、そして視界一杯に広がる海と空…一生忘れられない景色です。
ロカ岬にたどり着くまで、実に14か国を旅してきました。たった一つの大陸の上に、文化も言葉も違う多種多様な人々が住んでいました。世界にはまだ見ぬ人や暮らしがある、それをもっともっと見てみたい!旅への思いを新たにしました。
ロカ岬には一応策があるのですが、大半の観光客に無視されていて、踏みしめられた道までできている始末です(*'▽') 柵の向こうまで行っても道沿いに歩いていれば全然大丈夫だと思うのですが、崖の端で記念撮影している方を見るとこちらまでヒヤヒヤしてしまいました💨
レガレイラ宮殿
その後はシントラの駅へ戻り、観光バスでレガレイラ宮殿へ!もともとレガレイラ男爵の宮殿だったものを、のちにそれを買い取った大富豪が大改造したものだそうです。大富豪は錬金術などに興味があったそうで、そのシンボルが至る所に散りばめられているらしいです。
たとえば、宮殿内にあったこちらのオブジェ。2匹のドラゴンが何かをもっていますが、これは子宮を表しているそう。言われてみれば、保険の教科書に昔載っていたような子宮に見えないこともないかも…?それでもって生命の神秘を象徴しているのだそうです。
もちろん私一人でそんなことに思い至るはずもなく、上記のことはたまたまガイドツアーの一団と遭遇したので小耳にはさんだだけです。このレガレイラ宮殿にはガイドツアーもあるようなのです。当日入場してからは参加できなかったので、予約が必要だったみたいです。ホームページを見たところ、オーディオガイドもあったようで、借りればよかったと今更になって少し後悔しています💦
http://www.regaleira.pt/en/visitas
でもでもっ!ガイド無しでもレガレイラ宮殿は十分に楽しめる場所なのです!ドラゴンクエストみたいなファンタジーの世界がそこには広がっています!いわくありげな城壁や洞窟があったり!
怪しげな淀んだ池の上を恐る恐る渡ったりできるのです!まさに冒険です!!
この螺旋階段状の井戸は、ダンテの『神曲』をイメージしたものだそうです。たしか『神曲』だと地獄が回想に分かれているんですよね。ということは、この井戸の底って地獄の底なのかしら??
とにもかくにも冒険気分でワクワクが止まらない場所でした!!
ムーアの城跡【絶景!】
その後は再度バスに乗ってムーアの城跡へ!今から千年以上も前にアフリカから渡ってきたイスラム系の民族によって建てられた城壁なのだそうです。
城跡はかなーり長く、ぐるっと一周上を通って回れるようになっています。まさしくヨーロッパ版万里の長城という感じです!
城跡の高いところからの景色はこんな感じ。郊外なので緑が多く、のどかな景色が眼下に広がります。昔のムーア人たちもこの景色を見ていたのでしょうか。歴史のロマンを感じました。
本当はペーナ宮殿にも行きたかったのですが、この辺で閉館時間を迎えてしまいました。私は朝寝坊してしまったので、もっと朝早く来ていればペーナ宮殿も回れたのかも??と思います。
とにもかくにも、北京からユーラシア大陸の最西端まで陸路で到達することができたので、個人的には大満足、一生の思い出を作ることができました!!これからもたくさん綺麗な場所、ワクワクする場所に行けますように♪