ベルンの次は電車でパリへと向かいました。誰もが知ってる一大観光地パリは、もちろん見どころがたくさん!にもかかわらず、帰国日との兼ね合いのため、わずか二泊三日で市内を観光することに…。そこでパリ経験者の友人にオススメを聞いて、有名どころをサクッと回ってきました。本当に素敵な街だった!(※9月中頃の記録です。)
シャンゼリゼ通り沿い
一日目の昼過ぎにパリに到着。この日はシャンゼリゼ通りをぶらぶら歩いて、通り沿いの観光スポットを見ていました。昼前か正午頃に観光を始めれば、凱旋門やルーブル美術館にの中にも足を運べたのではないかと思います。私は15時頃の開始だったので急ぎ足でした。
凱旋門
地下鉄のCharles de Caulle Etoile駅を出るとすぐそこに凱旋門が!結構大きくて、教科書で見たときよりも全然迫力あります!
実はこの凱旋門の上にも登れるんです。シャンゼリゼ通りの眺めはきっときれいだと思います。私は時間がなくて登れなかったのですが、今でも心残りです…。
写真の奥の方に赤い暖簾が見えますが、これカフェなんです。凱旋門近辺にはこんな感じで歩道にたくさんカフェが出店しているので、腹ごしらえには困りません。私もせっかくパリに来たのでクレープいただいちゃいました♪
コンコルド広場
シャンゼリゼ通りをしばらくまっすぐ進むと、コンコルド広場が見えてきます。この広場でルイ16世とマリー・アントワネットが処刑されたらしいです。天に向かって細長く伸びる謎の建造物が目印です。
広場の細長い謎の物体は、「クレオパトラの針」といい、本物の古代エジプトのオベリスクなのだそうです!個人的にエジプトといえば遊戯王なのですが、死者蘇生マークってちゃんとしたエジプトの文字だったんですね。下の写真に入ってます。
テュイルリ―宮殿
更にまっすぐ進むと、テュイルリ―公園(Jardin des Tuileries)を突っ切ることになります。
湖があり、芝生があり、街路樹に囲まれて、とてものどかな公園です。フランス革命でマリー・アントワネットが連れてこられたのもここだったはず。もう宮殿はなく、庭園が残るばかりですが。
公園をずらっと取り囲む石像は、ほとんどがだれか分からなかったけど、この二人だけは分かりました。この二人はたしかワルシャワの王宮でも見かけた気がします。それだけ多くの王の心をつかんだ偉人なのでしょう。
ルーヴル美術館
シャンゼリゼ通りの旅の終着点がこちら、ルーヴル美術館!閉館時間を過ぎていて中には入れませんでしたが、有名なガラスのピラミッドを見られただけで満足です(*^^*)
シテ島周辺
翌日の午前~お昼過ぎまではシテ島の観光を楽しみました!ノートルダム寺院やサント・シャペルなど一押しスポットが密集しているので、弾丸旅行なら外せないスポットです。
サント・シャペル【オススメ!】
この教会、ユーラシア横断旅行で訪れた教会の中でも一番ステンドグラスが綺麗で圧巻でした!
こんなに巨大で美しいステンドグラスが360℃ぐるっと囲んでいるのです!しかも一枚一枚が聖書の物語のワンシーンをかたどっていて、細かく見て行ってもそのクオリティに圧倒されます。
生れてはじめて「バラ窓」というものを見たのですが、あまりの美しさにうっとりでした。何度でも行きたい場所です!
ノートルダム寺院
続いてすぐ近くにあるノートルダム寺院へ!昼前に訪れたのですが、そこそこの行列があり、20分ほど並んでからの入場となりました。その先で5ユーロで日本語オーディオガイドをレンタルしました。かなり解説が充実していたので、借りるだけの価値はあるはずです。
ノートルダム寺院には二つのバラ窓があり、それぞれ旧約聖書(左)と新約聖書(右)を表しているそうです。右のバラ窓には水平・垂直なまっすぐな線が引けるのに対し、左のバラ窓には同様の線を引くことができません。それによって旧約聖書のバラ窓には回っているかのような印象を、新約聖書のバラ窓には定まっているような印象を与えているらしいです。
他にも、キリストの一生と復活の物語の彫刻もありました。これらは文字の読めなかった中世の民衆に聖書の物語を伝えるうえで重要な役割を果たしたようです。
これは聖母マリアに捧げられた礼拝堂です。「ノートルダム(Notre Dame)」を英語にすると、「Our Lady」になります。ノートルダム寺院自体がそもそも聖母マリアに捧げられたものだったんですね。
最後にセーヌ川河岸からパシャリ。とってもきれいな寺院でした☆
カルチェ・ラタンとポン・ヌフ
その後はお昼ご飯を食べにカルチェ・ラタンへ!学生街ということもあり、安くローカルフードを食べられるそうなのです。…が、初めてだったのでいまいち場所が分からず、カルチェ・ラタン周辺の大通り沿いのレストランでお食事をいただいてしまいました。美味しかったのですが、値段はそんなに安くない…おかしい…。
その後も街をふらふらしていて気付いたのですが、学生が食べるような地元のお店に行くためには、一本通りを入らなければならなかったようです。雰囲気は写真の通り、お昼頃ならばかなり人も多く、道の両脇にレストランがずらっと並んでいます。大通り沿いで食べちゃうと、カルチェ・ラタンの雰囲気を十分には味わえないので、要注意だったのでした。
お次はポン・ヌフに向かってセーヌ川沿いを歩いていきます。大河がゆったりと流れる様子や、美しい街並みに心癒されます♡
さて、ポン・ヌフ(Pont Neuf)を英語にすると「New Bridge」、つまり「新しい橋」という意味になるのですが、今ではパリ最古の橋になってしまったそう。実際に行ってみると、景色や橋よりは南京錠の多さに度肝を抜かれてしまいました。
今までも「恋人の聖地」と呼ばれるところに行った経験はありましたが、こんなに錠が取り付けられているところを見るのは初めてでした。観光地としての核の違いをまざまざと見せつけられたような気がします。
調べてみると、もともとはポンデザールという橋が恋人の聖地だったものの、南京錠が多すぎて重みで橋が崩落するという事故が起こり(!)、南京錠がポン・ヌフへと移動されてきたのだとか。愛の重みってすごいですね!
モンマルトル周辺
愛してるの壁(Je t'aime の壁)
Abbesses駅を出てすぐのこじんまりとした公園の中にあります。色々な国の言葉で「愛してる」と書かれていて、心がほっこり。カップルできたならぜひぜひ訪れたい場所です!
中には「君が好だ」「愛しいます」など微妙に不正確な日本語もありましたが、ご愛嬌ですね。日本人ならそんなミスしないはずですが、外国人が書いたにしてはすごく字が丁寧で、心を込めて作ってくれたのだということが伝わってきます。
ムーラン・ルージュ
何かで名前を聞いたことがあったので、行ってみることに。全然知らなかったけどキャバレーだったんですね💨大人向けのお店があったり、受付のきれいなお姉さんに「カモォォォン…」と招かれたり、刺激的な雰囲気は味わえましたが、特に女一人旅で行く場所でもなかったような気がします。
サクレ・クール寺院【オススメ!】
その後はひたすら坂や階段を上がってサクレ・クール寺院へと向かいました。登ってる最中はきついものの、とても雰囲気の素敵な道が多く、登り切って見下ろすと爽快感に包まれます。
サクレ・クール寺院に着いたときはちょうど晴れていて、青空に寺院の白がとても映えていました。寺院の正面からはパリの街を一望でき、非常にいい景色を楽しめます。
寺院に入場すると、上の方へと上がることができます。300段の階段を上がるのはかなり大変だったけど、それだけ素晴らしい景色を見ることができました!エッフェル塔もばっちり見ましたよー!
本当はナポレオンのお墓やエッフェル塔にも足を運びたかったのですが、時間が足りなかったので次回の宿題ということにしておきます。次はトゥールーズへ向かいます!