サハリンお土産あれこれ
会社で休暇をいただいてサハリン旅行したため、お土産を買って帰る必要があったのですが、そもそもどこで買えるのか・何を買えばいいのか分からず、空港に賭けるべきか否か最終日はドキドキでした。サハリン旅行を終えて、どこで何が買えるのかだいぶ分かったので備忘録です。
ゲルメス(親しい人へのお土産に)
ガイドブックに載っていた、ユジノサハリンスク市内のお土産屋さんです。通りひとつ挟んで、ガガーリン公園の向かい側にあります。マトリョーシカ、小さな置物、シール、マグネット、絵葉書など、自分や家族、親しい人に贈りたいお土産が主です。チェブラーシカグッズもありました!
一方で、職場で配るようなお菓子は売っていませんでした。
スーパーマーケット(お菓子を買うならここ!)
職場などで配るような、個包装のお菓子がたくさん入ってる系のお土産を買うなら、お近くのスーパーマーケットに行くのがおすすめです。お菓子売り場で袋詰めのお菓子を買ってしまうのが一番安く、確実です。私は「Первый」という、ホテルサハリンサッポロから300メートルほど南のスーパーでチョコを購入しました。「A.KOPKYHOB」と書かれた箱詰めのチョコレートが、ブランド物かつ個包装なので、バラマキ土産にお勧めです。(なお、他メーカーの箱詰めチョコレートの中には個包装ないものもあるようなので、お気を付けください。)
空港にはあまり期待しない…
ユジノサハリンスクのホムトヴォ空港にもお店はあるものの、あまり種類はないので期待しない方がよいでしょう。アリョーンカの板チョコと(赤ちゃん柄の包装が特徴的なやつ)、サハリン島の包装の板チョコが一枚300~400円程度で売っているだけでした。友人数人に買うのならここでもいいですが、たくさんの人に配るなら高くついてしまいます。また、アリョーンカのチョコは大陸と比べると割高でした。他の空港で乗り継ぎの予定があるなら、乗り継ぎ先で購入してもいいのではないかと思います。
私はこの後ハバロフスクで乗り継ぎをして日本へ帰りました。ハバロフスクではマトリョーシカや小物、イクラなど、もう少しバラエティに富んだお土産が売っていました。それでもばらまきお菓子はあまり見かけなかったので、先に買っておいた方が無難なようです。
ユジノサハリンスク食事処あれこれ
実際に私が行ってみたお食事処のまとめです。
マルーシャ(ランチもディナーもオススメ!)
一番お世話になったのがレストラン「マルーシャ」です。お昼はセルフサービスタイプで、実物を見て食べたいものを選ぶことができます。ロシア語ができなくても安心です。しかも安い!朝8時から営業しているので、朝ごはんにももってこいです!
写真左の丸いサラダはロシア・バルト三国でおなじみのお料理で、ビーツに混ざっているニシンがなんとも美味です。右のお皿の穀物は、ソバの実です。フェリーで一緒だったロシアの方から、「ガイドブックには載っていないけど、ロシアではソバの実をよく食べる。試してみて!」と勧められ、食べてみました。素朴な味でホッとさせてくれる、優しい郷土料理でした。ぜひお試しあれ~!!
夜になるとガラッと印象が変わり、メニューから選ぶタイプのレストランになります。お値段も少々高くなります、が、その分クオリティも上がります!!
写真の左はボルシチ!壺に入っていて、高級感を感じます。写真の右はブラック・ペリメニ!ペリメニはロシアの水餃子的な食べ物で、今回の具はイクラとタラバガニです。オホーツク海の海の幸を堪能できました♪
大通り沿いで治安もいいので、お食事処に迷ったらとりあえずマルーシャに行けば間違いないでしょう。
↓下記公式サイトの下の方に地図もあります。
Кафе Русская кухня Маруся, г.Южно-Сахалинск
チェールナヤ・コーシュカ(かわいいお店で美味しいディナー)
Trip Adviserでは、ユジノサハリンスクのロシア料理店でここが一位だそうです。「コーシュカ」はロシア語で「猫」という意味で、外装も内装も猫が盛りだくさん!なぜかお酒に関するジョークも飾ってあります。おしゃれな雰囲気です。
外国人には英語のメニューを渡してくださるので、注文にも困りません。この日はボルシチとウサギ肉のペリメニを注文しました。ボルシチ大好きなのでいろいろなお店で注文しましたが、ここのボルシチが一番鮮やかな赤で見た目が綺麗でした。もちろん味も最高です!!おしゃれディナーを食べたいなら文句なくお勧めです✨
Черная кошка, кафе-бар, Чехова, 43а, Южно-Сахалинск — 2ГИС
ライオン(駅近・ホテルそば)
ユジノサハリンスク駅すぐ前にある、ホテル「モネロン」を利用される方も多いのではないでしょうか。写真の通り、そのホテルのすぐわきにあるのが「Lion Grill&Bar」です。暗めの階段が地下へつながっているので少々不安でしたが、店主が温かく迎えてくれました。また、店主に言えばWi-fiも無料で使えます。
ボルシチとシャシリクをいただきました。シャシリクは焼き加減がちょうどよく、セットのソースもよく合いました。お値段もリーズナブルで、お財布にやさしいです。
立地がいいので、ホテルモネロンにご宿泊の方や、鉄道まで時間が余ってしまった方にお勧めのレストランでした。
スシバル北海道(ロシア風和食を楽しむなら)
ガガーリン公園のすぐそこにあるお寿司屋さんです。看板を見て分かるように、北海道を強くイメージしたお店になっています。
今回はスパイシー帆立寿司(!?)とホッキ、みそ汁を頼みました。みそ汁なのにスプーンがついてきたり、イクラのアボカド軍艦(海苔の代わりにアボカド薄切りで巻いてある)があったりと突っ込みどころはあるものの、オーソドックスな寿司のメニューもそろっていました。普通にお寿司が食べたい方、和食が恋しい方、なんちゃって日本食を楽しみたい方、いずれにもお勧めです!ただ、お値段が高めなので覚悟していってください…。
Hokkaido (ユジノサハリンスク) の口コミ38件 - トリップアドバイザー
交通手段について
フェリー:稚内→コルサコフ
今回、私はフェリーで稚内からコルサコフへと向かい、入国しました。
予約の方法は上記のサイトの通りです。私はFAXをもっていなかったので、エクセルで書きこんだファイルを北都観光にメールして予約しました。念のため、確認の電話もした方がよいようです。また、事前に振り込みを終わらせる必要もあるので、早め早めに手続きを済ませた方が無難です。VISAのご用意も忘れずに(電子ビザ可)!
サハリン鉄道
宮沢賢治が『銀河鉄道の夜』の着想を得たともいわれるサハリン鉄道。当時とはルートも変わってしまいましたが、サハリンに来たからには乗ってみたいという方も多いのでは!?
予約は上記サイトから行いました。クレジットカードで支払いでき、メールでe-ticketが送られてきます。あとは当日駅に行き、窓口でe-ticketの画面を見せればOKです。ただ、画面を見せてから紙のチケット発行まで少々時間を要する&窓口に人並びがちなため、出発1時間~30分前には着いていた方が無難です。(なお、車窓の風景を楽しむには二等車両の下の席がおすすめです!窓から満天の星空がのぞけますよ!)
さらに、紙チケットを発行する際に時間変更を告げられることもあるようです。実際、私は18:30頃出発予定だったのが、21時に変更になりました。同室の日本の方は、前日夜出発予定だったのが一日延びたとのことでした。ロシア語力不足により原因は分かりませんでしたが、余裕のある旅程を組んだ方がよさそうです。
タクシー
帰りの便が朝早かったため、やむなくタクシーを利用しました。ホテルモネロンの受付でお願いしたところ、きちんとしたタクシーを呼んでくれました。街中からホムトヴォ空港まで400ルーブル(800円)でした。安!!
なお、フェリーで一緒だったロシアのお姉さんいわく、「アプリでタクシーを呼べば、ぼったくられないし安心」だそうです。(とはいえ、女性一人旅だと不安過ぎてあまり乗りたくはない…)
以上でサハリン旅行記終わりです!!
次はどこ行こうかな――