ベラルーシ旅行7泊9日まとめ オススメ観光スポットと美味しい郷土料理一覧♪

 遅れてきた夏休みを利用して7泊9日ベラルーシ旅行へ行ってきました!

出発の一週間前までは私自身「ベラルーシって何があるの?」状態でしたが、行ってみると中世のお城あり/お洒落な教会あり/ソ連やWWⅡ時代の遺構あり/世界自然遺産ありで見どころたくさんでした!

物価も安く治安もよく、まだまだ観光客に知られていない今がねらい目かも??

ベラルーシへの入国方法からオススメスポットまで、これまでの記事をまとめていきます!

概要

 今回の旅行スケジュール

今回は下記スケジュールで観光をしました。

  • 1日目:東京からミンスクへ、夜に着いて宿泊
  • 2日目:ドゥドゥトゥキとミンスク観光
  • 3日目:ニャスヴェジ城とミール城観光
  • 4日目:バスでフロドナへ。フロドナ観光
  • 5日目:バスでブレストへ。ブレスト観光
  • 6日目:ベラヴェジの森観光
  • 7日目:バスでミンスクへミンスク観光
  • 8日目:ミンスク観光。帰る
  • 9日目:東京着

気候

www.arukikata.co.jp

9月下旬に行きましたがだいぶ寒かったです…最低気温が氷点下だったので、もともと用意していた厚手のパーカーに加え、空港で急遽ユニクロライトダウンジャケットを購入し、マフラーと帽子を持って向かいました。

朝はかなり冷え込み天気も悪く、昼になるとだんだん晴れてきてダウンを脱いでちょうどいいくらいになり、7時に日が暮れる頃にはまたダウンが手放せなくなる…という日が多かったです。

ただ、地元民によると今年は例年よりひどく冷え込んでいる、いつもはこんなに寒くない、とのこと。事前に天気予報を確認して服装を整えていってください。

通貨

ベラルーシではベラルーシルーブルが流通していて、1ベラルーシルーブル=およそ50円でした。(ただ、数年前の地球の歩き方に記載されていたものとだいぶ変わっていたので、皆さんも出国前にググって確認するのをお勧めします)

ちなみに1/100ルーブル=1コペイカです。日本で言う「銭」のような単位です。

なお、マイナーすぎて成田空港で事前に両替することはできませんでした。ただミンスク空港や街中のATMでクレジットカードを使えば24時間引き出せるので、あまり心配はいりません。

治安、衛生

外国なので油断は禁物ですが、スリに遭うこともなく、明らかにヤバい人を見かけることもなく、かなり平和な旅でした。女性の一人旅でも(夜に人気のないところを歩かないなど常識的な行動をしていれば)安心です。

衛生面でもかなり綺麗な国なのですが、反省も込めて書きますと、私は初日にカフェで悪くなったジャガイモを食べて一週間ずっとお腹を壊していました…。ちゃんとしたレストランなら大丈夫だと思いますし、多くの大衆食堂も平気だったので、私の運が悪かったのだと思いますが…。大地に還りかけたジャガイモからは大地の味、もしくはくさやのような味、燻ったような香りがしました。こういう調理法かな?と思いましたがそんなことはなく、普通に腐っていたようです。反省…。当たり前ですが、においや味が変だったら食べちゃダメですね。

ビザ取得〜ミンスク入り

モスクワ乗り継ぎ

ベラルーシにはビザなしで行けるのですが、ロシア経由で行く場合にはロシア・ベラルーシ双方のビザを取得する必要があります。今回はどんぐりツアーさんに頼みました。一気に二種類のビザを取得していただけるので大変助かりました。

www.donguri-tour.co.jp

f:id:riboribo:20191006111731j:plain

Domestic Flights を目指そう

モスクワでの乗り換えの際は、ベラルーシへの飛行機は国内線扱いとなるためDomestic Flights のゲートを目指します。イギリスとかフランスとか他ヨーロッパ諸国へ向かう人々と同じ列に並んでいても通してもらえないので要注意です。

エスカレーターを降りて上がったりして、一度国際線エリアから外に出てひたすらDomestic Flightを目指して進みます。道が分かりにくい箇所もあったので、適宜案内の人や警備員さんに聞きながら進むと間違いなさそうです。(英語は通じたり通じなかったりですが、「Minsk!」で分かってくれます)最後は緑色のゲートから搭乗口へ向かいました。

現地通貨調達はミンスク空港で

ベラルーシの通貨はベラルーシルーブルですが、マイナーすぎて日本の空港であらかじめ両替することはできませんでした。ミンスク空港に着いてから24時間使えるATMでクレジットカードを使って現金を引き出すことができます。なお、近くにロシアの銀行のATMもありましたが、こちらはロシアルーブルが出てきてしまうので要注意です。緑色の「ベラルーシバンク」で降ろしましょう。2019年9月現在、1ベラルーシルーブル=およそ50円でした。

私は両替できない事態を恐れて日本で念のためユーロを用意して向かいましたが、不要でした。

バスで市内へ

300番バスに乗ると4ベラルーシルーブルでミンスク中央バスターミナルまで行けます。出口を出て乗り場付近まで行くとチケットを売る機械があります。もしくは運転手から直接買うこともできます。時刻表は下記サイトの「from National Airport Minsk」参照です。

airport.by

おそらくその後は地下鉄で宿泊場所に行くことになるかと思います。地下鉄はどこからどこまででも変わらず65コペイカ(およそ30円)でした。窓口で「アジン ミェトロ(1枚地下鉄)」と伝えてコインを買い、改札にコインを入れることでプラットフォームに行けます。

行ってよかった場所一覧

【世界遺産】ネスヴィジ城とミール城(ミンスク郊外)

f:id:riboribo:20190929184412j:plain

ネスヴィジ城

ミンスクから一日で両方回ることができました。太陽の下のお城はとても綺麗で、世界遺産の貫禄を感じました!展示も充実しているので是非是非いってみてください。

 

www.riboribo.com

 ドゥドゥトゥキ博物館(ミンスク郊外)

f:id:riboribo:20190929162657j:plain

ドゥドゥトゥキ博物館

ミンスクからバスで1時間半ほどのところにある屋外型民俗博物館です。ツアーに参加すればベラルーシの伝統工芸品について実演も交えて説明してくれるので、純粋に楽しいし理解が深まります。丸一日かかるほどでもないので、ミンスクの観光ついでに是非お立ち寄りください。
www.riboribo.com

ブレスト要塞

f:id:riboribo:20191005173338j:plain

ブレスト要塞

ブレスト市内にあり、充実した博物館が第二次世界大戦時の記憶を克明に伝えてくれます。軍歌が流れている★マークのゲートと、大きな兵士の像が印象的です。ブレストに行けば歩いていけるので是非!

 

www.riboribo.com

 

【世界遺産】ベラヴェジの森(ブレスト郊外)

f:id:riboribo:20191006003311j:plain

ベラヴェジの森

ブレストからバスに90分ほど揺られて行ける世界遺産の森です。絶滅危惧種のヨーロッパバイソンに会えるほか、10km〜27kmのサイクリングでは気分爽快になること間違いなし!ミンスクからはちょっと遠いですが、時間があるなら是非行ってみてほしいです。

 

www.riboribo.com

 

オススメ郷土料理一覧

ドラニキ

f:id:riboribo:20191006095652j:plain

ドラニキ

ジャガイモのパンケーキで、ベラルーシの伝統的なお料理です!サワークリームをたっぷりつけて食べるのが美味しいです。お肉が入っているタイプもありました。あらゆる郷土料理屋さんにあるので、是非お試しください。

キノコの料理たち

f:id:riboribo:20191005173610j:plain
f:id:riboribo:20191005173216j:plain
キノコ料理

ベラルーシではキノコを使ったお料理がたくさんありました。ドラニキのソースにキノコが使われていたり、クリーミーなスープになっていたり、オリーブオイルと和えられていたり…どの料理も森の恵みをたっぷり感じられて美味しかったです!

ソーリャンカ

f:id:riboribo:20191006113127j:plain

ソーリャンカ

数種類のお肉とピクルスが入った、とても優しい味のするベラルーシの伝統的なスープです。体の芯から温まりました!

ボルシチ

f:id:riboribo:20191005173232j:plain

ボルシチ

ベラルーシに限らずロシアとかでも食べられるのですが、それでもやっぱりボルシチは美味しいのでオススメ!柔らかなビーツの味わいとディルの爽やかな香りがお口いっぱいに広がります。お好みでサワークリームを混ぜて食べるとさらに美味しい!!

ペリメニ

f:id:riboribo:20191005173626j:plain

ペリメニ

こちらもロシアでも食べられるけど、やっぱり美味しいのでオススメしちゃいます。ロシア版餃子です。

お肉の代わりにコテージチーズなど甘いものが入ったヴァーレンキというお料理もあります。日本人の感覚だと甘い→デザートとなりそうですが、地元民曰くデザートではなくどちらかというとおかずの感覚で食べるそうです。むむむ。

Herrin under Fur Coat(ニシンとビーツのサラダ)

f:id:riboribo:20191006095811j:plain

手前の料理がHerring under Fur Coat 奥の飲み物がクヴァース

これもベラルーシ以外でも食べられるのですが、ロシアや東欧に来ると必ず食べているメニューです!数層からなるサラダで、卵や野菜の下にニシンが入っています。ビーツの赤が見た目にも美しく、ニシンの柔らかな食感も素敵で本当に美味しいので、是非お試しください!

クヴァース

 先ほどの写真の右奥の飲み物がクヴァースです。

ライ麦と麦芽を発行させて作る家庭的な飲み物で、ビールと同じく白黒があるようです。地元民曰く、「ビールみたいだけどビールじゃなくて、コーラみたいだけどコーラじゃなくて…うーん、とにかくベラルーシ独特のものだから飲んでみて!」とのこと。実際に飲んでみると本当に上記の説明通りの味がします。文章では伝わらないと思うので、実際に飲んで納得してください!

f:id:riboribo:20191006115557j:image

ちなみにスーパーでペットボトル入りのクヴァース(ベラルーシ語:квас)が売られているので、お土産に買って帰ることもできます。

モルス

f:id:riboribo:20191005173203j:plain

モルス

こちらは新鮮なベリー類を原料とするジュースで素直に美味しいです!いく先々で飲んでいました。往復のアエロフロート機内でもいただくことができるので、気になる方はフライング気味で飲んでみてください。

お土産

ご当地マグネットや置物など自分用のちょっとしたお土産は多いものの、職場や家族、友人へのちょっとしたお菓子のようなお土産は少なかった印象です。鹸やご当地包装のチョコが要所要所で売ってあったくらいです。

バラマキお菓子はスーパーで袋入りのを買うのが安くてお手軽です。

もう少しオシャレなのが良ければ、トラエツカヤ旧市街にあったお土産やさんがオススメです。綺麗な個包装のチョコ10個入りで7ルーブルとなかなかお得でした。

f:id:riboribo:20191006115612j:image

 

 

www.riboribo.com

 


街並みも自然も美しく、住んでいる人も優しくて、本当に素敵な国でした♡

バルト三国やポーランド観光についでに立ち寄ることも可能なので、東欧へ行く際はぜひベラルーシ立ち寄りも検討してみてください♪