モン・サン・ミッシェル観光!神秘的な世界遺産の島で一泊二日、郷土料理堪能!

荘厳な大修道院が島にそびえたつ神秘的な姿で有名な観光地、モン・サン・ミッシェルへ行ってきました。キリスト教の巡礼地であり、百年戦争時には難攻不落の要塞となった島は、現在はユネスコ世界遺産に登録されています。

今回は対岸のホテルに一泊したため、大修道院に加えて近くの飲食店、お土産屋さんもゆっくりと楽しめました。

レンヌ駅からモン・サン・ミッシェル行きのバス

パリからレンヌまで一時間半ほどTGVに乗り、さらにレンヌ駅から一時間半ほどバスに揺られてモン・サン・ミッシェル対岸に到着します。このあたりは酪農が盛んなようで、バスの車窓からは牛が放牧されている様子が見えました。

シャトルバス降り場から見たモン・サン・ミッシェル

モン・サン・ミッシェルに行くには、五分に一本出ている無料のシャトルバスに乗るのが便利です。バスを降りると目の前にモンサンミッシェルが!!天高く聳え立つ大修道院がとても素敵です。

モン・サン・ミッシェルへの道中、羊が放牧されている

ちなみに徒歩でも橋を渡ってモンサンミッシェルまで行けます。徒歩30分ほど、晴れていれば心地よい散歩にもってこいです。途中の牧草地では放牧中の羊がのびのびと牧草を食べていました。名物料理プレ・サレの材料になる羊らしいです。

モン・サン・ミッシェル島内の様子

島内に入るとこんな感じ。石造の建物が並び立ち、歴史を感じます。

観光スポット

サン・ピエール教会 (Église Saint- Pierre)

サン・ピエール教会 (Église Saint- Pierre)

大修道院への道中にある、小さくて暖かな雰囲気の教会です。教会入り口には、大天使ミカエルのお告げを受けた救国の英雄ジャンヌ・ダルクの像が立っていました。

サン・ピエール教会 (Église Saint- Pierre)

8世紀にこの地の司教オベールに大天使ミカエルが聖堂を建てるよう告げたことが、モン・サン・ミッシェルの起源と言われています。そのため、像、ステンドグラス、タペストリーなど、ミカエルの様々な装飾品が飾られていました。

いずれも、ヨハネの黙示録にて大天使ミカエルがドラゴンを退治する場面を描いています。黙示録ではドラゴンは蛇、悪魔、サタンとも称されており、作品によってはいわゆるドラゴンというより、意地悪そうなおじさんにしか見えないこともあります。上の写真でも、一番右のモン・サン・ミッシェルの絵では、だいぶおじさんみたいな奴がミカエルに踏まれています。

修道院 (Abbaye)

修道院 (Abbaye) 階段を頑張って上る!

島の坂道を上っていくと、大修道院に辿り着きます。ここでも長い階段をひたすら上っていきます。両脇の高い石壁が歴史を感じさせてくれます。とても神秘的な雰囲気で、写真の渡り廊下なんて夜中にこっそり動いたりしそうで、まるでホグワーツに来たような気分でした。

修道院 (Abbaye) 西のテラスからの景色

階段を上った先の西のテラスからは、モン・サン・ミッシェルを取り囲む海や砂浜、そして遠くに広がる牧草地帯を眺められました。雄大な自然は、まさに絶景!後ろを振り返れば大修道院の尖塔が高くそびえたち、どこを見ても絵になります。

修道院 (Abbaye) 付属教会

修道院で一番印象的だったのが、こちらの付属教会です。質素なステンドグラスから柔らかな日の光が差し込んでいます。厳かな雰囲気が支配する石造りの教会ですが、陽光が入る中央部は優しい暖かさに包まれていて、神様や天使が舞い降りてきそうな神秘的な印象でした。

修道院 (Abbaye) 回廊

続く回廊も、石の廊下と明るい中庭のコントラストが素敵です。大きな窓からは海を一望できました。

修道院 (Abbaye) 食堂

こちらはかつて食堂だった部屋です。長机にご馳走を並べて、壁や天井に明かりを灯したら、ホグワーツ始業式の組分けの儀式が始まりそうな雰囲気!

ですが、ここは修道院なので、実際には一人の修道士が読唄を行うなか、静かに食事をとっていたそうです。

修道院 (Abbaye) 写字の間

この写字の間ではかつて、写本の複製や研究がおこなわれていました。今では時代ごとのモン・サン・ミッシェルの模型が展示されていて、修道院が徐々に大きく改築されていく様子を見ることができます。

右の写真の通り、10世紀時点では質素な長方形の建物が建っているだけだったそうです。車も重機もない時代に、満潮になれば渡れない島の上に大修道院を築き上げるのがどれだけ大変だったことか…改めて驚かされました。

修道院 (Abbaye) 貯蔵庫

見学の最後、かつて食料貯蔵庫だった場所にお土産売り場があります。モン・サン・ミッシェル関連や、中世風のお土産が数多くありました。様々な時間帯、天候で撮影された島のポストカードがあり、私も霧に包まれた神秘的な写真のを購入しました。

秘密の抜け道

細い階段の抜け道

大修道院への道の途中、サン・ピエール教会よりも島の入り口側に、細い階段の抜け道がありました。島に入って大修道院に向かう場合、左側にあります。Google mapにも反映されていない細い道です。

モン・サン・ミッシェルの家々を見下ろせる

この細い階段を登って行くと、高台からモン・サン・ミッシェルの家々を見下ろすことができました。屋根より少し高いくらいの場所で、大修道院の高台からの景色とは異なる村の新しい表情を見られたようで、ワクワクしました。6月上旬、煙突の上で子育てするカモメの巣や雛も見られました。

クエノン河口ダム

Barrage du Mont-Saint-Michelからの朝の景色

モン・サン・ミッシェル対岸、各種バス乗り場の付近にはダムがあり、モン・サン・ミッシェルを一望できるスポットになっています。ダム上の橋にはソファーやベンチが設置されていて、モン・サン・ミッシェルを眺めながらゆっくりと過ごすことができます。

飲食

ガレット:ラ・シレーヌ(La Sirène)

ラ・シレーヌ(La Sirène)

島の入り口付近、売店の上階にあるクレープ屋さんです。若干入り口がわかりにくいですが、売店の奥にレストランにつながる階段があります。なお、店名の"La Sirène"は「人魚」という意味です。神秘的な島にぴったりな、素敵な店名ですね。

Normandeガレットをシードルと合わせていただきます

地元ノルマンディー地方の食材を使ったNormandeガレットをいただきました。ご当地チーズのポン・レヴェックや、名産品のリンゴが入っていて、とても美味しかったです。同じく名産のシードルと合わせて、ノルマンディー地方の美食を堪能できました。

ガレットの価格は10ユーロ前後で、観光地なのにお財布に優しいのもありがたいです。

Crêperie La Sirène - Mont Saint-Michel Normandy Destination

 オムレツ:ラ・メール・プラール (La Mère Poulard)

La Mère Poulard(ラ・メール・プラール)

もともとは島で立ち往生した巡礼者たちにオムレツをふるまったのがきっかけで、今では島でもっとも有名な観光客向けレストランになっています。

今回は13時過ぎに訪れたところ、満席で残念ながら入店できませんでした。11:30の開店と同時に訪問した方がよかったのかな。ちなみにオムレツは45ユーロ!かなり強気な観光地値段でした。

オーベルジュ・ラ・メール・プーラール|モンサンミッシェルの歴史的ホテル

プレ・サレ:Le Pré Salé

Le Pré Salé

ディナーは対岸のレストラン、Le Pré Saléでいただきました。

前菜にはブルターニュ名物の牡蠣をチョイス!名産地カンカルの近くなだけあって、新鮮でぷりぷりでとても美味しかったです。

メイン料理は、店名にもなっているプレ・サレをいただきました。モン・サン・ミッシェル周辺で、海の影響で塩分たっぷりの牧草を食べて育った子羊のお肉です。Pré=牧草地、Salé=塩味の、という意味です。レア焼きの弾力たっぷりなお肉を、付属のソースや塩につけて食べるのが最高でした。付け合わせのお野菜も美味しく、盛り付けがとても綺麗で、満足度の高い一品でした。ごちそうさまでした。

Le Pré Salé, restaurant Mont Saint-Michel: french cooking

お土産

ラ・メール・プラール (La Mère Poulard)

La Mère Poulard(ラ・メール・プラール)

オムレツ屋さんの近くに、同じくラ・メール・プラールのお土産屋さんもありました。名物のクッキーは色とりどりの缶が並んでいて壮観でした。ただ、クッキーはパリのスーパーでも買えるので、私はブルターニュ名物の塩バターキャラメルを購入しました。クッキー以外のお菓子や可愛い小物も並んでいて、店内をウロウロするのも楽しかったです。

Les Galeries du Mont Saint-Michel

Les Galeries du Mont Saint-Michel

モン・サン・ミッシェル対岸にあるお土産屋さんです。綺麗で広々とした店内に、小物・衣料品・コスメ・お菓子・お酒…と様々なお土産が並んでいます。バスターミナル付近にありアクセスがよく、品揃えもよいので、いったんこのお店に足を運んでおけば間違いないです。

モン・サン・ミッシェル土産のジャムたち

私は写真のジャム3種類を購入しました。一番左のはミルクジャムに蜂蜜を混ぜたもので、モン・サン・ミッシェル付近の町で作られているそうです。見た目から想像していたよりはサラリとしたジャムで、バゲットにつけて食べると、優しい甘さが口の中にふんわりと広がります。

真ん中は同じくミルクジャムですが、こちらは有名なゲランドの塩を混ぜています。ゲランドはブルターニュ半島の付け根に位置し、モン・サン・ミッシェルからも比較的近いです。

一番右はノルマンディー地方名産のお酒、カルヴァドス用のリンゴで作ったジャムです。モン・サン・ミッシェル対岸の町、Beauvoirで作られているのも嬉しいポイントです。

Produits Regionaux LEFRANC Farmshop

Produits Regionaux LEFRANC Farmshop

モン・サン・ミッシェル対岸のお店で、シードルやカルヴァドスをはじめとした地元のお酒が揃っており、しかも無料で試飲できます。カルヴァドスとリンゴジュースを混ぜたお酒であるPommeau(ポモー)や、その梨バージョンのPoirineau(ポワリノー)、ハチミツから作られたお酒Chouchen(シュシェン)など、日本ではなじみのないお酒も並んでいるので、試飲できるのがとても有り難いです。

どれも美味しかったのですが、私のイチ押しはPommeau!蒸留酒が苦手な私でも美味しく飲める、ジュースのような軽やかな口当たりのお酒でした。しかも、他のお土産屋さんで買ったPommeauより美味しかった!

番外編:レンヌ ガレット:ARMELLE

レンヌ駅周辺のガレット屋、ARMELLE

レンヌでは、駅前のARMELLEというクレープリーで昼食をいただきました。駅前にありアクセス抜群で、ブルターニュ地方の特産物をふんだんに使っているお店です。メニューの一枚目に地元の材料と生産地が図示されていて分かりやすいです。地元のハム、アンドゥイエット、シードル、ビール…メニューを見ているだけでワクワクします!

JOJO

私はブルターニュ産のソーセージをぜいたくに使ったガレット、JOJOを注文しました。大きなソーセージをガレット生地で包み込み、マスタード風味のソースがかかっています。見た目にも華やかだし、ソーセージのおかげでしっかりボリューミーだし、大満足でした。

飲み物にはBrasserie Lancelotで作られたビールをいただきました。とても軽やかで飲みやすいビールでした。ランスロットといえばアーサー王伝説に登場する、フランス生まれの騎士ですね。実はブルターニュ地方のブロセリアンドの森には、魔女モルガンをランスロットが打ち破ったという伝説が残っています。ブルターニュの地で、伝説にちなんだビールを飲めて最高でした。

Armelle – Réinventer l’authentique crêperie bretonne