先日、不意に大正レトロな雰囲気を味わいたくなり、会津若松へと一泊二日で行ってきました。中でも一番レトロな雰囲気を味わえたのが七日町通り!カフェ、酒蔵、素敵なお店がたくさんあったので、この記事で詳しくまとめていきます。
↓会津若松旅はこちらの記事にまとめてあるので、併せて読んでもらえると嬉しいです!↓
会津壱番館
今回訪れた一押しカフェがこちら、会津壱番館です!野口英世が手の手術を受けた旧会陽病院をそのままに、1階をカフェに、2階を資料館にして利用しているそうです。野口英世は幼い頃に大やけどをして手の指がくっついてしまったものの、この病院の手術で指が治り、その奇跡に感動して医学を志すようになったそうです。
店内は写真の通り、レトロな雰囲気が漂っています。朝8時から営業しているので、観光前に朝食を食べるのにちょうどいいです。会津でとれたリンゴジュースもとても美味しかったです。紙ナプキンには野口英世とその奥さんかな?が印刷されていて、記念に持って帰りたくなります。
二階は資料館になっていて、当時の雰囲気の中で野口英世の生涯と実績について学ぶことができます。ナポレオンに憧れて寝る間も惜しんで勉強したそうで、感心する気持ちと、それだけ打ち込めることがあることに羨ましい気持ちになりました。
會津壱番館のすぐ前の通りは「野口英世青春通り」と名付けられています。その名の通り彼が青春時代を過ごした場所であり、初恋の女性を見初めた建物も残っています。当時の雰囲気も残っていて、タイムスリップした気分を味わえました。
末廣酒造 嘉永蔵
お次は徒歩5分の場所にある末廣酒造へ。ここでは9:30~16:00まで、30分刻みで酒蔵見学ツアーに参加することができます。所要時間はおよそ30分、しかも無料!!これは行くしかない!!
私は日曜朝10:00のツアーに参加しました。参加人数は10人ほどだったけれど、お次の10:30の会では30人ほどに増えていました。少人数でじっくり話を聞きたければ、朝早めに行った方がいいかもしれません。
まずは1階でお酒が造られている様子をじっくり観察。手間暇かけて美味しいお酒が造られていることがよく分かります。日本酒に使われるお米も実際に見せてもらうことができました!外側を削られる前後の様子も見せてもらいましたが、美味しい日本酒はお米の芯の部分を贅沢に使っていることが実感できました。味わって飲まなきゃね!
2階ではお座敷も見学できました。酒蔵のご主人は野口英世の恩師のご親戚だったそうで、野口直筆の字が今も飾られていました。
ツアーの後はお土産コーナーに行き、日本酒を試飲させてもらいました。辛口のものから、お花の香り漂うフルーティーなものまで揃っていました。お花のような香りも、フルーツのような甘さも、すべてお米から醸し出されているというのですから驚きです。お米、奥が深すぎます。併設の酒蔵カフェには仕込み水を使ったコーヒーや大吟醸のシフォンケーキがあったそうです。今回は寄る時間がなかったけれど、行けばよかった!
ちなみに酒蔵の入り口には仕込み水が流れています。こちら、自由に飲んでいいそうです。透き通った美味しい水でした!
ショッピング
ぬりー(関漆器店)
会津といえば漆器!かわいい漆器が一番揃っていると思ったのがこちらのお店、関漆器店です。お箸やお椀など、日常でつかう食器がお手ごろな値段で売られていました。また、各種サイズ・カラーの赤べこも売っていました。お土産を探しているなら一度は立ち寄ってほしいお店です。
鈴蘭
もう一つ素敵だったお店がこちらの工房鈴蘭です。丸い模様のお月見グラス・お月見プレートと八重セレクションの漆器がたまらなく可愛いのです。オンラインショップもあるようなのでぜひ見てみてください。
ほしばん絵ろうそく店
もちろん、七日町通りにあるのは漆器だけではありません。ほしばん絵ろうそく店の絵ろうそくもたまらなく可愛いのです!1772年創業で、伝統を受け継ぎ、今でも手書きで絵ろうそくを作っているそうです。私も思わず購入しました。
色々なお花の柄があって迷ったけれど、最終的には牡丹のろうそくを購入しました。お店の方曰く、ろうそくにしてもよし、お花の代わりに飾ってもよし、しばらく飾って気が済んだ時にろうそくとして使用すればいいそうです。お仏壇がちょっぴり華やかになりました。
七日町駅
実は駅も見逃せないお土産スポットの一つでした!駅の中にカフェとアンテナショップが併設されていて、店員さん一押しの商品を購入することができます。厳選された品だけあってどれも可愛く、迷ってしまいました…。
まずは会津のお米を購入!1合単位で売っているので、一人暮らしにはありがたいです。いつものお米とどう違うのか、食べてみるのが今から楽しみです!
さらにお米のピアスも思わず購入!本物のお米にうさぎとリボンの絵が描いてあります。可愛すぎませんか!!?米どころだけあって、お米関係のユニークなお土産がたくさんありました♪
会津ブランド館
変わったお土産探しなら、駅近くのブランド館もおすすめです!ここでもかわいいアクセサリーや漆器、食材を買うことができます。
私はこめ茶とかぼ茶を購入しました。ほうじ茶のような味わいで、米やかぼちゃの甘さが後味として残る、他にはない味でした。福島の美味しい食材をこれでもか!というほど活かしてました。
お食事処と食べ歩き
あいづ伝統 郷土料理 祥
初日のランチは四つ角付近にある「あいづ伝統 郷土料理 祥」にふらっと入り、会津郷土料理三点セット+ちりちりうどんをいただきました。
中でもこづゆ(手前・中央)の木耳と豆麩が弾力たっぷりでたまらなく美味しかったです。一度食べただけでは満足できず、その後お土産屋さんでレトルトセットを買ってしまいました。ちりちりうどんはその名の通り、麺がまっすぐでなく縮れていて、これまたいつもと違う食感で楽しめました。店員さんもすっごくフレンドリーで、この日は手作りクッキーまでサービスしてくれました。ぜひまた訪れたいオススメのお店です!
とんかつ大将
初日の夜は、七日町通の「とんかつ大将」というお店でソースカツ丼をいただきました。会津若松では大正時代にカツ丼にソースをかけて食べる習慣が広まり、現在は100以上のお店で食べられるそうです。このお店でもボリューミーなカツ丼をいただけて、あちこち回って失ったエネルギーを補給できました!七日町付近のゲストハウスやAirbnbに泊まる方には、アクセスが良いので特におすすめです。
揚げまんじゅう
二日目のお昼は七日町通りでぶらぶら食べ歩きをしていました。会津若松に来たからには外せないのが揚げまんじゅう!この地方では昔からまんじゅうを天ぷらにして食べる風習があったそうです。外はカリカリ、中は柔らかで、とーっても美味しかったです。食べ歩きにもぴったり!
私は七日町通の「菓子司 熊野屋」で購入しました。他にもいろいろなお店で売っていたので、食べ比べしても楽しいかも。
あわまんじゅう
まんじゅう続きでもうひとつ食べたいのがこちらのあわまんじゅう!アワの実ともち米であんを包んだ会津地方の郷土料理です。先ほどの揚げ饅頭は外がカリカリでしたが、あわまんじゅうは反対に外がもちもち&ぷちぷち。優しい食感と甘いあんの味が日頃の疲れを癒してくれます。
おにぎり
最後の一押しがコチラ、会津産の玄米を使ったおにぎりを食べられる「ワンズホーム おにぎり&カフェ」だったのですが、どうも今週カフェが閉店して、新しく「One's Marche」という、食品を販売するお店を開くようです。
One's home〜おにぎり&カフェ〜 - ホーム | Facebook
このカフェで買った福島の味を感じられるおにぎりがとても美味しかっただけに、閉店してしまったのは残念です…。でも新しい店舗も食品を売るようなので、もしかしたら引き続き売ってたりするのかも。七日町通り沿いにあるので、美味しいものを食べたくなったら覗いてみてください。
今年度の下半期はレトロな場所をテーマに旅する予定です。次行く場所も楽しみです😊