一週間ほど滞在していたロシアを抜け、ついにエストニアからEU圏に入ります。タリンを訪れたことのある友人からは、「とてもきれいで、治安がいい街」と聞いていました。実際に訪れてみると、中世の雰囲気が残っていて、お土産も素敵で、本当に過ごしやすい街でした!!記録がてら紹介させていただきます。
ラエコヤ広場周辺
上の写真は朝早くに撮ったものなので、人気が少ないですが…。10時頃になると、観光客や大道芸人が増え、かなりにぎやかな場所になります!
こんな屋台もありました。甘~く味付けされたナッツを売っています。タリンは昔の街並みが残っているのに加えて、中世の雰囲気を残そうとしているお店が多いように感じました。ラエコヤ広場周辺には中世風レストランがいくつもあり、中世風の格好をしている店員さんが何人もいました。夢の国ならぬ夢の街に迷い込んだようでした。
せっかくなので、テラスでブランチをいただきました。穏やかな日差しと美味しいお料理は最高なのですが、スズメが執拗におこぼれを狙ってくるのには要注意です(@_@)ヨーロッパの鳥って日本の鳥よりガラ悪くないですか!!?
広場の角にある「Raeapteek」というお店は、なんとヨーロッパ最古の薬局だそう!ガイドマップによると、昔はユニコーンの角をすりおろした粉を売っていたこともある…らしい。薬局の中を見学することも可能だそうですが、私が訪れた際は国民の休日だったため、閉まっていました…。残念!
ヘルマン塔で城壁散歩
ヘルマン塔では、塔の上部へ上り、そこから城壁を散歩することができます。
オレンジ色の屋根が連なっていて、おとぎ話の世界のようなかわいい景色です。
楽しむべきは、景色だけではありません。塔の中には中世当時の武器の展示もされていて、もう籠城戦している気分です。うおお!!!写真は投石機です。
職人たちの中庭
「タリン 観光」で検索すると必ず出てくる、「職人たちの中庭」にも行ってきました。通り沿いに歩いて、この「MEISTRITE HOOV」の垂れ幕のところから中庭へと入っていきます。(旧市街の横道の、この入り組んだ感じが大好きです。)
こんな明るく素敵な中庭が広がっていました。ここのホットチョコレートが有名らしいので、サンドイッチと一緒に注文しました。すごく美味しかったし、演奏家の方々がバイオリンで素敵な音楽を奏でてくれたので、雰囲気も楽しむことができました。カフェだけでなく、可愛らしいお土産屋さんもいくつかありました。
その他
エストニア独立回復記念日
私がタリンを訪れた8月20日は、偶然にもエストニアの独立回復記念日と一致していました。1991年のこの日に、エストニアはソ連による占拠を退け、独立を回復したそうです。そのため、この日は色々な建物に国旗が掲揚され、国旗を掲げて歩く人々や、視聴者の前での軍隊?警察?の式典を見たり、他の日ではできなかった経験をすることができました。
写真の石は結局何の記念碑なのかよくわからなかったけれど、年配の方々がエストニアの国旗と同じ青色の花を供えていました。エストニアの人々にとって、とっても大切な日だったんですね。
移動はLUX EXPRESSが便利
バルト3国周辺の移動はLUX EXPRESSという高速バスが便利!安いのに、wi-fiやトイレ完備で居心地最高です。サンクトペテルブルク→タリン→リガ→ビリニュス→ワルシャワで利用しました。運転手?路線?によっては長時間にわたってサービスエリアによらない場合もあるので、乗車前に軽食を用意しておきましょう。
ところで、エストニアのタリンからフィンランドのヘルシンキまで、たった二時間でフェリーで行けちゃうって知ってました?私は北京のホステルで同室だったお姉さんにお勧めされたので、絶対試していると心に決めていました。ということで、ヘルシンキ編に続きます。