イルクーツクで一泊した後は、再びシベリア鉄道に乗ってモスクワへ!3泊4日の長旅です。
廊下には時刻表が掲示されていて、どの駅にどれくらい停まるかが明記されています。停車時間が長い駅では、ホームに降りて、売店でお買い物することもできます。
こちらは車内販売のポスター。残念ながら、英語表記はありませんでした。お水が40ルーブル、ちょっとしたインスタント食品が70ルーブル。ボールペン、マグネット、ぬいぐるみなど、お土産の品も多数あります。
ロシア横断中の食堂車は、ロシアの国旗色のデザインでした!北京→モスクワの国際列車は中国人観光客が多く、食事の時間には食堂車が満席になっていたのですが、イルクーツク→モスクワの列車は地元民の足になっているようで、お値段高めの食堂車にはほとんど人がいませんでした。お料理を頼まなくても、ジュース一杯(100ルーブル)だけ頼んで喫茶店の様にくつろぐこともできました。あとチョコやスナック菓子も売ってました。
ここの食堂車では、英語が通じなかったのか、それともそもそも存在しないのか、メニューがもらえませんでした…。その代わり、「リース(米)!クーリッツァ(鳥)!」といいながら、何品か出してほしい、しっかり目のご飯がほしい、とジェスチャーすると、写真のチキンライスを即興で(?)出してくれました。お値段は850ルーブル。ちょっと高めだけど、量もたっぷりで、味付けもちょうどよくて美味しかったので、ぼったくり感はありませんでした。シベリア鉄道ご乗車の際は、ぜひ一度は食堂車トライしてみてください!
途中で通過したマリンスク駅では、列車が長すぎてホームからはみ出てしまいました。日本ではありえない事態だけど、ロシアおおらかすぎる笑
どこかの駅で撮った先頭車両。赤を基調にした、引き締まったデザインです。結構好き。
駅のホームをふらふらしていたら、隣のコンパートメントにいたロシアの若者二人に声をかけられ、一緒に飲むことになりました。やっぱり、ロシアのお酒はとっても強い!ぐびっと飲むと、のどが焼けるようで、強いお酒の後味が残ります。ロシア人もそれは変わらないのか、みんなで乾杯してぐびっと飲んだら、チーズやソーセージを食べて口直しをします。
ロシアには「いいお酒と悪いお酒を見分けるアプリ」が存在するようで、実際にアントンが使っていました。あらゆるお酒にアプリ用のバーコードがついていて、おそらくそれをスキャンすると製造元が分かるようになっているとか、そんな類のものだとは思いますが、お酒専用でそんなアプリがあることに驚きました。さすがロシア。
アントンとアレクサンドルにたくさんロシアのお酒や食べ物を奢っていただき、美味しく楽しい鉄道旅になりました。駅のカフェで買ってもらったボルシチが本当に美味しかった!
私からはお返しにコアラのマーチをプレゼントしました。一つ一つにかわいいコアラがプリントされたこのお菓子はとっても珍しかったようで、二人とも「cute panda! cute panda!」と大騒ぎでした。パンダじゃないけど笑
ロシアでは乾杯するときに、「〇〇に乾杯!」と何かを挙げなければならないそうです。シベリア鉄道の車窓から、ロシアの広大で美しい自然を眺めながら、たくさん「ロシアの自然に乾杯!」してきました。食べて、飲んで、歌って、楽しい楽しい4日間でした!アントン、アレクサンドル、本当にありがとう!!
モスクワ編に続きます!