マカオ観光<リスボアホテル/聖ドミニコ教会/媽閣廟など>

マカオと、一押しスポットの記録です。

マカオぶらぶら街歩きの勧め

香港マカオ一人旅の二日目はマカオに行ってまいりました。本当は計画的に世界遺産を回りたかったのですが、前日にマカオの地図に鳥の糞が落ちて泣く泣く捨てたため、叶わぬ夢となりました。ただ、マカオは無計画ぶらぶら街歩きに適した場所だったように思います。

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ドン・ペドロ5世劇場のお庭から見た風景。世界遺産が散在するマカオですが、魅力はそれのみにあらず。観光スポットは西洋風にきれいに維持されているものの、一本路地に入れば、アジアのカオスな街並みが見られます。上の写真も、手前の緑色の柵と、奥の薄汚れたビルとの対照に注目してほしいです。ぜひ、このコントラストを、街歩きを通して自分の眼で確かめてみてほしい。

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街角のちょっとした広場と噴水。実は、この噴水の台座には、ぐるっと「Et ego, si exaltatus fuero a terra, omnia traham ad meipsum.」という文字が彫られています。これはヨハネによる福音書12章32からの引用で、「私は地上から上げられるとき、すべての人を自分のもとへ引き寄せよう。」というキリストの言葉です。こんなところにもキリスト教が根付いているんですね。

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また、一部道路には写真のようにタイルで模様が描かれている場所も!船、舵、魚、タツノオトシゴなど、「海」がテーマとなっていました。港町としての自負がうかがえます。観光スポットのみならず、街のいたるところに仕掛けがあり、情緒がありました。

到着~リスボアホテル

マカオへは上環からフェリーで向かいました。到着した先で、無料で観光用の地図をもらえます。さらに、人の流れに流されていると自然と町中のホテルへ向かうシャトルバスにたどり着きます。なお、私はリスボアホテル(葡宮酒店)行きのバスに乗りました。大通りに沿って歩けば世界遺産が密集しているエリアに簡単に出られるので、良い選択でした。

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お隣にはグランドリスボアホテルもあります。金ぴかで、特徴的な形だったので、道に迷ったときはこの建物の見える方角を参考に地図を確認していました。

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内装です。とてもお金がかかっています。カジノ、儲かるんだろうなぁ。

聖ドミニコ教会~お宝たくさん!気分は海賊王~

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セナド広場を中心とした、世界遺産密集地の建物の一つです。黄色くてかわいらしい建物。中に自由に入れます。

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荘厳な雰囲気の内装です。1階には、キリスト、マリア、その他聖人たちの像が飾られています。

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奥に入り、階段を上がると、キリスト教関連の宝物が展示されています。100年以上前に、ポルトガルから海を渡ってマカオへ来たのだと思うと感慨深いです。

媽閣廟~マカオを守る海の女神様~

世界遺産密集エリアから離れた、南の方のスポット。街の中心から離れているとはいえ、十分に歩いていける距離です。カオスな街並みや、ローカルな料理屋さん・カフェ、地図には載っていないエキゾチックな建物を眺めながら歩いていくのがおすすめ。

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海の近くまで来ると、ちょっとした広場と、媽閣廟が見えてきます。この廟の建立は1488年とも1605年とも言われ、マカオで最も古い寺院なんだとか。「天后廟」とも呼ばれていて、海上商人や漁師の守り神である天后が祭られています。何百年も前から、マカオを見守ってくれていたんですね。

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やっぱり中国の廟では赤が映えます。 

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海沿いの大きい通りに沿って北上し、「甜心盒子」というかわいらしいカフェで一休み。写真(上)はなんと、Duck's tongue (アヒルの舌)!!柔らかいお肉と、それに包まれたコリコリの軟骨で食感が楽しいです。塩味でカリッと揚げられていて、お酒が進みそうなスナック料理でした。

写真(下)はMacau Serradura という、プリン風のデザート。マカオに古くからある、ポルトガル発祥の料理だそう。プリンよりも濃厚で甘いクリームに、カラメルの代わりにビスケットを砕いた粉が振りかけられています。下はとろーり、上はさっぱりの王道デザート。マカオに来たら食べておきたい一品です!

↓今回訪れたカフェです。

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モンテの砦~マカオを一望!絶景スポット~

海沿いの道でセナド広場まで戻り、さらに北上。キツい坂を上っていくと、砲台が見えてきます。

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1626年に完成したこの砲台からは、半島の中央に位置するためにマカオのあらゆる方角を見下ろすことができます。長らくマカオの防衛の中心地として役割を果たしていましたが、20年ほど前から観光地として一般開放されているそう。

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リスボアホテルが狙われてる…!!?

カモンエス広場~癒しと憩いの穴場スポット~

そこからさらに北上し、カモンエス広場(白鴿巢前地)まで来ました。

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緑豊かな、広々とした公園です。

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公園の名前の由来でもある、ポルトガルの詩人カモンエスの像が、三つの巨岩からなる洞窟に安置されています。この洞窟の裏では、カード遊びやボードゲームに興じる地元のおじさん、おばさん方がいました。地元の人にとっても憩いの場になっているんですね。

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この公園内にも展望台があり、マカオを一望できます。視界の奥の、高層ビルと山があるのは、もしかしたら中国本土かしら。

 

 マカオを歩いていると、次から次へと歴史的建造物が姿を現すので、その全部を取り上げることはとてもできません。きっと、訪れるたびに新しい発見があるんだろうと思います。また行きたいなぁ。