敦賀観光!ムゼウムで命のビザの展示に涙&赤レンガ倉庫で一休み

f:id:riboribo:20181124231635j:plain

敦賀港開港100周年記念オブジェ。風をいっぱいにうけて進む北前船の帆をイメージしたもの。

北陸観光の二日目は敦賀へと行ってきました。元々はレトロなスポットを周ろうと思っていたので、赤レンガ目当てに訪れたのですが、一番印象に残っているのは敦賀ムゼウム=ユダヤ人の命を救うために、日本国通過ビザの発行を断行した杉原千畝に関する博物館です。西欧までつながっているシベリア鉄道の始発駅のあるウラジオストクと海路で結ばれていた敦賀港の、ヨーロッパへの玄関口としての歴史を学べた一日でした。

敦賀ムゼウム

f:id:riboribo:20181124231745j:plain

敦賀ムゼウム

海沿いにたたずむこの可愛らしい建物が敦賀ムゼウムです。前述の通り、ユダヤ人に日本通貨のビザを発給した杉原千畝に関する展示を見ることができます。
第二次世界大戦中、ユダヤ人たちはナチの魔の手から逃れるため、日本を経由してアメリカ大陸など他の地へ渡ろうと、杉原のいたリトアニアの日本領事館へ押し寄せました。杉原はユダヤ人たちの命を守るため、「ビザを発給するな」という外務省の通達に背いて、独断で日本通過のビザを発行しました。おかげでおよそ6,000人のユダヤ人たちが敦賀へ上陸し、命を救われたそうです。

f:id:riboribo:20181124231755j:plain

2階展示室

展示室の2階では杉原千畝とユダヤ人に関するビデオを見ることができます。当時、杉原ビザで生き延びて、現在ではアメリカ経済界の大物となったメラメド氏へのインタビューも必見です。当時、ユダヤ人はナチに理不尽に迫害され、日本への道中でも理由なくシベリア送りにされたりしていたそうです。杉原の勇気ある行動によって、当時少年だったメラメド氏の命が救われ、立派に活躍されている。杉原が繋いだ命の尊さに涙すること間違いなしです。
なお、階段の踊り場付近には、リトアニアのユダヤ人たちがどのようなルートで敦賀まで来たかの展示があります。リトアニア→モスクワ→イルクーツク…という経路だったのですが、昨年のユーラシア大陸横断旅行とかぶっていて、写真を見て懐かしい気持ちになりました。平和な世の中になってよかったです。

 

www.riboribo.com

敦賀赤レンガ倉庫

f:id:riboribo:20181124231647j:plain

敦賀赤レンガ倉庫

敦賀がヨーロッパへの玄関口として栄えていた明治~昭和初期にかけて、石油貯蔵庫として使われていた倉庫ですが、現在ではリノベーションされてカフェ・ジオラマ館が中に入っています。

f:id:riboribo:20181124231708j:plain

赤れんがcafe

私は赤れんがcafeで一休みしました。店内もレンガで装飾されていて、レトロでおしゃれな雰囲気です。福井産の牛乳をふんだんに使ったまろやかな福井プリンと、レンガをイメージしたさくさくのタルトのセットを購入しました。特に福井プリンはまろやかで甘くて絶品!店内にはお土産屋さんも併設されており、ぜひぜひ立ち寄ってみてほしいスポットでした。地元の鯖を使ったランチメニューもありますよ。
お隣の「生け簀の甲羅」というお店では刺身やカニの料理を堪能することができる…のですが、三連休でもあったためか、開店時から昼過ぎまでずっと満席だったため、残念ながらありつけず。11時開店なので、その15分くらい前には店に行って、予約票に名前を書いておいた方がよかったみたいです。

f:id:riboribo:20181124231719j:plain

ジオラマ館

続いて、併設されているジオラマ館へ。敦賀の街が忠実に再現されています。写真には写っていませんが、手前側にはウラジオストクも再現されていて、西欧への玄関口であった敦賀とウラジオストクのつながりがいかに深かったかを実感させられます。
また、敦賀の観光スポットに関するビデオも上映されているため、最初にジオラマ館を訪れてから周りたいスポットを決めてもいいかもしれません。

f:id:riboribo:20181124231733j:plain

チョークアート

二階には期間限定で石丸智恵さんのチョークアートが展示されていました。敦賀の見どころがギュッと凝縮された一枚です。チョークでこれほどカラフルでリアルな作品を描けるものなんですね!びっくりしました。

気比神宮

f:id:riboribo:20181124231807j:plain

気比神宮

その後は気比神宮へ!かなり立派な神社です。

f:id:riboribo:20181124231817j:plain
f:id:riboribo:20181124231829j:plain

何事もなくお参りしてきました。境内には小さな祠がたくさんありました。

f:id:riboribo:20181127222548j:plain


また、境内に松尾芭蕉の像もありました。芭蕉も敦賀の地を訪れ、いくつか俳句を残しているのです。

私が一番好きだったのは、「古き名の 角鹿や恋し 秋の月」という歌です。角鹿(つぬか)は敦賀の昔の名前だそう。鹿の角のような、細くて美しい三日月が夜空に輝く様子がありありと浮かびます。

しかし調べたところ、この歌は中秋の名月の日に詠まれたらしい。満月です。全然鹿の角じゃないです。また、「角鹿」は都怒我阿羅斯等(つぬがあらしと)なる渡来人だか祭神だかが名前の由来らしいです。特に三日月関係なかったです。さっきの解釈は全部私の妄想です。詩は難しいです。

f:id:riboribo:20181124231123j:plain

鶏さん丼

気比神社近くにあった「やまとも」というお店で鶏さん丼のランチをいただきました。気比神社の愛称「けひさん」にちなんで作ったメニューだそうです。鶏とお芋のサクサクの天ぷらが美味しかったです。
この日は売り切れでしたが、気比神社の大鳥居をイメージした「大鳥居丼」も提供されているようなので、ぜひお試しください。

以上で敦賀の観光を終えて、特急で金沢へと向かいました。敦賀はこじんまりとした街で、ここだけを目的に訪れるとあっさりしすぎだけど、福井などと組み合わせて観光すれば港町の情緒も味わえるので良いと思います。最初にも書きましたが、ムゼウムは必見のスポットなので、敦賀を訪れた際にはぜひ行ってみてください。

併せてどうぞ↓

 

www.riboribo.com